2010年02月06日

「ネギが風邪予防に効く」は本当 「A型インフル」感染抑制作用発見(J-CASTニュース)

 「ネギ湯」や「ネギ湿布」に代表されるように、ネギは風邪の予防や鎮静に効くと昔から言われている。これまで科学的根拠はなかったが、最近、ネギ抽出物にA型インフルエンザの感染予防作用があることが、富山大学のマウスを使った研究でわかった。

■高いウイルス増殖抑制作用がある

 西日本有数のネギの生産地である大分県では、各地で周年栽培が盛んに行われている。生鮮品として出荷される一方で、選別の過程で多量の廃棄品が出ている。地元で大手食品メーカーの協力工場を営む佐々木食品工業はネギの有効利用を探るため、富山大学大学院医学薬学研究部生薬学研究室の林利光教授に研究を依頼した。

 実験ではA 型インフルエンザウイルス(H1N1)を鼻から感染させたマウスを使い、感染の1週間前から1週間後までの2週間にわたってネギの熱水抽出物を経口投与するグループAと、何もしないグループBの2つに分けた。

 感染から3日後、肺や気道のウイルス量と、毒素を中和して生体を防御するたんぱく質「抗体」の産生量を測定したところ、ネギの熱水抽出物を投与したマウスに高いウイルス増殖抑制作用があることがわかった。

■抗体が気道と血中で3倍増

 ウイルス量については、ネギを投与したグループAは何もしなかったグループBのおよそ3分の1に抑えられた。肺のウイルス量はAが10万8000 PFU(細胞に感染した目安になる量)/100mgで、Bが32万6000PFU/100mg。気道のウイルス量はAが4640 PFU/0.1mlで、Bが1万6080PFU/0.1mlだった。

 一方、抗体の産生量については、ネギを投与したマウスのほうが増えた。気道などウイルスが感染する粘膜で働く抗体と、血中や気道でウイルスを特異的に中和する抗体ともに、およそ3倍に増加した。

 富山大学の林教授は、

  「感染から3日後に優位な差が出たのは、ネギ抽出物を1週間前から与えていたので、すでに抵抗力ができていたからです。ネギを食べると風邪にかかりにくくなるとか、かかっても軽く済むと言われていますが、ネギには抗体を作る力を整えておく効果があるようです」

と話している。

 この結果を受けて、佐々木食品工業は業務用ネギエキス粉末の販売を始めた。サプリメントやドリンク、飴として2010年中に市場に出回ることを目指している。ちなみに粉末にはネギ特有のにおいや味が残るが、製品化する際に抑えることもできるそうだ。


■関連記事
新型インフルエンザの「危険性」 「持病」なくても重症例増える : 2009/09/16
プロ野球、学校の試合も握手自粛 新型インフルエンザ対策 : 2009/08/26
「新型インフルエンザ」発生 電車止まり、学校休校という「悪夢」 : 2008/07/09
東国原知事が女性記者に憤慨 「一蹴しようかとも思った」 : 2010/01/27
充電池に「低価格」を! ソニーから「サイクルエナジー」登場 : 2010/01/28

新幹線、停電で運転ストップ=新横浜−小田原間で沿線火災(時事通信)
【郵便不正事件】弁護側冒頭陳述要旨(産経新聞)
東京都心で初の積雪=関東甲信越は未明に大雪−気象庁(時事通信)
日中歴史共同研究 日本側「苦渋の譲歩」中国側、繰り返し圧力(産経新聞)
12月に全国で皆既月食=11年の暦要項発表−国立天文台(時事通信)
posted by シラクラ イサオ at 04:39| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。